タロット占いに興味のある人なら、正位置と逆位置という言葉を聞いたことがあるかと思います。
タロットの占いにおいては、この二つが大きな意味を持っていて、占いには欠かせない要素になっているのです。
正位置とはつまり通常そのままということで、タロットカードが自分に対して真正面に向いている状態です。
逆位置はその逆なので、自分とは反対方向を向いている状態、ということになります。

一つのカードが持つ意味でも、正位置と逆位置で示すものがまったく変わってくるのです。
そのまま受け取ってしまうと、正位置の場合にはポジティブな意味で、逆位置はネガティブな意味と考えてしまうかもしれません。
しかし、タロットの場合にはそう単純にすべて言い切ることができないのが面白くも難しいところです。

大アルカナと呼ばれるタロット占いで使用するカードにはそれぞれ絵柄があり、それぞれに意味を持っています。
しかし、その意味をただ暗記して、こういう意味を持っているからこうだと単純な決めつけをしてしまわないようにしましょう。
小アルカナと組み合わせることで、意味も大きく変わっていきますし、ただ絵柄を記憶すればタロット占いができるというものではないのです。

一つの絵柄でも複数の意味を読み取ることができますし、そこに現れた暗示を読み取るのがタロット占いの真髄でもあります。
人間は単純に割り切れるものではありませんから、タロットカードの意味もまたそれと同じなのです。
絵柄の意味を覚えて正位置だからポジティブな意味ということでは、タロット占いを使いこなしているとは言えないでしょう。
占い師としては、そこに現れた絵柄からどういったメッセージを伝えるべきなのか、それを読み取ることが何よりも重要なのです。
カードの組み合わせによってさらに暗示されるメッセージの内容は変わってきますし、それをすべて考える必要があるためタロット占いは奥が深いといえるのではないでしょうか。